シュタイナーの西洋と東洋についての理解、
また世界や人間の成立の理解を辿っていくと、
私の場合はですが、例えばこういう事に突き当たります。
食物と栄養、そして消化に関する事が、(東洋に関する)
シュタイナーの言う現代の究極の秘密なのだろうと思います。
どうして腹が減るのか、という事です。
これは笑らっちゃいますよね、普通に聞くと。
しかしこの事はジワジワ利いてくるようになる筈です。
ジワジワと言っても、1000年後の話かもしれませんし、
あと20年後の話かも知れません。
シュタイナーの個々の講義を断片的にではなく、
全て関連させて考えるようにすると、糸口というものが判ってきます。
世界の構成というのが何重にも反映しているような。。。
シュタイナーの講義を透けるように聞いてみると、東洋と西洋を考える上に、
何か、全てが繋がっていく認識があるのだと思います。
日本の神道はこれをどのように想像するのかはまだ判らないのですが、
物質が収まる”胃”に纏わる話が、人間の中でどのように認識されるかが、
東洋の鍵(秘密)なのです。
どうしてお腹が減るのかな♪ ・・・歌にありますよね。
断片的にですが、例えばシュタイナーの講義では、
肝臓と胃が戦っているのが、今日の時代の特徴です。
(もしくは鷲(英米エレメント)が食い物の為に暴れているとも言えます)
そして神道では、知(西洋)と腹(東洋)が戦っていると言っています。
さて、胃や肝臓そこに纏わる栄養学でジョジョに世界は変化すると、
シュタイナーは見ています。その中でシュタイナーは概念を総動員します。。
例えば牛、ライオン、鷲、そして人間という構図が世界にあるとか、
それが獣帯12星座にもなっており、それぞれの力に特徴があるとか言う訳です。
その中で牛というものが特別に東洋的であって、
ロシア・中東からヨーロッパにかけてはライオン、
そしてヨーロッパの一部からアメリカにかけては鷲という象徴を登場させます。。
そういう見方で牛(東洋)というものに秘密をシュタイナーは見ており、
その消化に纏わる事等が西洋にとって第一級の秘密であるという事になります。
なんて下らない東洋観なのだろうと、シュタイナーを侮ってはいけません、
西洋人の彼は東洋での仏教の性格を良く知っている程、”心魂”というものを見通します。
どのように牛が鷲やライオンと戦っているか。そういう事とは単にバランスであり、
勝者はいないのですが、気になるシンボリズムというものが別にあって、それが、
プロメテウスの肝臓と呼ばれるものです。シュタイナーは西洋の秘密として、
ゼウス(神々)が知らない秘密をプロメテウスが握ると述べております。
プロメテウスとは肝臓をハゲ鷲に喰われ続けるギリシア神話の存在です。
肝臓が、昼に血液を損う為に意識が発生【覚醒】し、それが夜に回復すると言われ、
それがプロメテウス神話と対応しているという事になります。
夜に無意識なのは、昼に意識を産み出すのに血(つまり霊)が破壊されるのと反対になります。
((具体的にはグリコーゲンと胆汁のリズムは24時間周期で繰り返し、
肝臓で血を破壊して作られる胆汁が、腸へ行って脂肪を消化するそうです。
胆汁分泌は昼2時にピークに達し、逆にグリコーゲンは夜2時頃にピークのようです。))
シュタイナーは肝臓と胃の戦いと呼んだものがこの肝臓の行為です。。
(胃に関する事はハゲ鷲の食欲でもあって、鷲というのが知=死でもあります。)
つまり臓器内でのやり取り=戦いです。
神道でも頭と腹の戦いであると言われている様に、基本的に世界の混乱とは、
人間の臓器の混乱にも喩える事ができる、という訳です。
ここでもう一つ胃に関して繋がってくる事があります。
面白いのが、シュタイナーが位置付ける世界原理として、
アーリマン<<<キリスト>>>ルシファーという極があり、
聖書でいう試みで活躍する悪魔であって、、
ルシファーが「栄華極まる国をお前にやろう」という誘惑者であり、
アーリマンが「パンを石に変えてみよ」と問いを発する悪魔で、
それらの悪魔同志の同盟が成立する契約があって、それがこうなのです。:
ルシファーが胃に関しての認識で利益を享受するなら、
アーリマンはその間に缶詰だけを頂く。
シュタイナーは重要な講義でも、このように比喩を使って話します。
食品というのは霊そのものであって、
アーリマンの狙いとは、霊を封じ込める唯物論(缶詰)であり、
ルシファーとは頑固な信仰や似非・スピリチャル主義(非胃認識)であって、
シュタイナーは精神を食らう人間を「純信仰宗教主義(*スピリチャル主義)」、
缶詰をアーリマンが追求する知識(の物質的な性格)だとしました。
つまり唯物論に対抗できない様に人間のスピリチャルリズムをコントロールすれば、
彼らは次の段階に入ることが出来るという事で、その段階が20年後で(あり、
またはあと1500年続くこの時代の戦い全体であるようで)す。
精神を喰らうとは精神に走る人間です。そのスピリチャル運動そのものが、
きっとルシファーの燃料であるのでしょう。その偽スピリチャル性が万物流転という
人間存在の秘密【つまり人間とは胃であって物質であるが、それは仮な姿であり、
本来霊や(人間内部の)万物流転をそこに見なければ、人間という概念は成立しない】
を見過ごす時に、アーリマンは人間というものを物質(唯物論)に引きずり下ろし、
唯物論という(霊が中に詰まって見えない)知識で勝利を得ようと考えています。
胃とは本当に何でしょうか?物質をすり潰す鉢でしょうか?
我々が自然科学から取ってきたお決まりの認識では埒があがりません。
ここに胃と眠りというキーワードがあり、肝臓と目覚めという構図があります。
神道が体内バランスを指摘しているように、シュタイナーもその様に世界を
論じています。地球というのはどうやら一個の生体であって、人間そのもので
あるという様な、宇宙存在なる神の宮であるようです。
どうしてお腹が減るのかな♪
仲良くしてても減りますし、今もまたどんどん減り続けています。
アーリマンがキリストに問いかけた「パンを石に変えてみよ」
という難題は、人間が常に食物を必要としているという所にあります。
もしお腹がすかなかったら??? それは心地良い想像でしょうか?
もしお腹がすかなかったら、人間はお互いを必要としなかったかもしれません。
もしお腹がすかなかったら、貴方は社会がどう変化すると考えますか?
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実は重要な結果発表(=審判)が今月の12日にあって、ブログどころではありません。
しかし自分の中では全然別の独自の(時間)作業があって、いつも何かを考えています。
12日以降に書くような余裕がないかもしれませんので、ここに貼っておく事にしました。
あとキリストに関しても年末に載せると思います。
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