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ルドルフ・シュタイナーやゲーテ的な人間観が どう神道によって承認され、またその逆ができるのか、 人間とは一体何なのか、かなり意味不で判り難いブログ
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今週は遠方から久しぶりの友人を迎えました。
その友人と時間を共有するべく(有意義っぽい)ネタを用意していました。
ネタ候補①紅葉見物(の山登り)
ネタ候補②鉱物採集(宮妻峡)
ネタ候補③結晶作り(明礬を使って)   ・・・《雨天》

で、良い天気の為、友人の希望で今回は②の宮妻峡へ。
DSC00020.JPG
男性の友人ですが、
やはりガンガン行く
タイプですね。

女性ではちょっと
登っていけない所に
行きます。その意味で
こういう資源探しは
昔から実行面において、
男の仕事だと思います。

私は鉱石採集において、
もしくは自然探索で、
全く無理をしない
「安全」ということを、
優先するのですが、

安全という事にも、
個人的な体力・能力
大きなウェイトを占める
という事を思い知らされます。

男性と限定するべきでなく、
経験や技術や体力がある者が
大きな実行力を持つ。反面、
子供や女性には適していない、
ということになります。これは
残念な事ではあります。

日本でもそうですが、
地表に岩石が現れない土地で、
鉱物を探すのは効率が悪い。
反面、高度のある高原や山が
鉱物採集(Or鉱物体験)には
理想的だとも言えるでしょう。

2時間くらい散策してきましたが、友人はもっと続けたい感じでした。
DSC00022.JPG
色々採れたのですが、(私はあまり関心がない)ジルコン等が採れて、
まぁ、水晶やトパーズ交じりの小物もあり、とりあえず満足するべきな量です。

僕の個人的な目標である、大きなガーネット、は今回もGetならず、でした。
鉱物採集に関して、それを楽しみとするには、まず目標の鉱物があると楽しいですが、
今回は宮妻峡の軽い散策なので、十分すぎる収穫でしょう。

しかし今回はもうヒルが森から消えており、まさに、探索には絶好の機会でした^^

DSC00021.JPG
今回はこんな感じです。
カメラがPSPのものしか
なく、接写ができません。

しかし”量”に関しては
考えさせられますね。
どれだけの量を持ち帰るか?
限られた自然資源ですので、
あまり量を採らないのが、
良いと思います。

必要なのは、知的な悦びや
類推し、それを発見する悦び、
のような気がします。

フィッシングでは
「キャッチ&リリース」ですが

鉱物は高値で取引される事も
あって、嫌な感じです。
単に、鉱物がある場所を知ること、その意味で世界を知ること、くらいだけを尊重したいです。
採集する事は別の面からの悦びもありますが、それはまた非常に私的な範疇になります。

友人に、候補②鉱物採集はある程度満足してもらったのですが、
候補③の結晶作り(明礬)は、準備しておいたものを見せたのですが、
反応が薄いかなーって感じでした。実験となると理科の授業みたいで
興味ないのかな?と思いました。そういう事が残念です。”理科”と考えると、
非常につまらない、というのが、残念です。

なんて学校授業での理科はツマらないのか?という事なんでしょうか。

最近、でんじろう?さん等の実験先生がいらっしゃって、(私はスタンスが好きなのですが)
実験や科学を身近なものにしようという態度があります。それはそれで自然です。しかし私は
そもそも理科や数学、化学、植物、染色、動物、、、そういう分野の”IDEA”を分離する事が、
退屈である原因の1つだろうと思います。本来、化学が好きだけど、数学は嫌い、はありえない、
という事です。鉱物学という石の学問は、地質学や歴史に無関係ではなく、結晶学や原子=
化学組成にも無関係ではない。そしてそれは植物との決定的な違いを知る上でも、です。
そういう大きな視点でみる上で、人間自体を知る一つの手段です。その響きが大切なのだ、、
と思えます。だから鉱物の成り立ちというのは、万物の成り立ちを知る響きを持っている
という想いを持って臨むのが(高校等で学ぶ知識の)本当の前提なのだ、と思います。

さて今回触れるネタはプラトン立体に絡みます。

カリ・アラウン、英語ではALUMというのでしょうか、つまり明礬(ミョウバン)なのですが、
単にそれは材料として了解して頂く事で、実験そのものは自分でやってみて下さい。
(この実験は以前知人が別のアントロの友人とやって、『感動した』と仰っていらっしゃったので、
実は自分も今回友人を招待した際に、この実験を紹介してみた、という経緯があるのです。)

fluorite01.jpgで、この実験で派生する結晶が
『正八面体』です。
ピラミッドを上と下に
重ねた形
と言いましょうか。

左の写真はこの前Blogに書いた、
螢石(ほたるいし)の結晶です。
紫~青~緑(~黄色)まであるのは
以前に採集した通りです。

これはプラトンでは風の元素
対応しています。空気のエレメント、
となります。
これはプラトンの『ティマイオス』に出てきます。
(岩波から出ていましたが、絶版だと思います。)

PLATO.jpg他には、サイコロ(正六面体)が地の元素
水が正二十面体、(欠番:正十二面体)です。

私が何をプラトン立体について、どこまで述べればいいものか、
少し疑問ですので、シュタイナー寄りの話だけではなく、それを
交えた話で今回は触れておきたいと思います。

まず、これは非常に面白いテーマである、とだけは言えます。まず、御自分で、紙とハサミで、
作ってみて下さい。そこには必ず数学が好きになる要素が、かなり埋め込まれております。
相似や入れ子、黄金率、面点変換、、、、、、面白いとしか思えません。

さて、”パイライト”、”ピュリット”と言いますが、”黄鉄鉱”は最もポピュラーな鉱物です。
その結晶形は3種類確認されています。正6・正8・正12面体です。こうして見ることによって、
次第に結晶学の分野に入っていく事になります。そして、この結晶生成のメカニズムに、
今日の焦点を当てたいと思います。そこにゲーテの言う、BildungsTrieb(形成衝動)
重ねましょう。単にプラトン立体を学習するのでは、現実に分け入る事はできません。

そういう意味で、この鉱物の結晶化にプラトン立体を重ねて、そこに理論ではなく、
BildungsTriebなるメタモルフォーゼをみる(というより感じる)事をお奨めする、という事です。
その意味で、子供の推理力と想像力は十分に満足するでしょう。(私は教育者ではありません)

シュタイナーにおける鉱物は、人間の感覚の発達とも関連し、植物が1年のサイクルを経るように、
2万年以上かけて発達しているとの事です。ここでは貴石が人間の器官に関係している云々より、
物質そのものの形成にやはり注目したい。現代の結晶学は非常に発達したと思います。で、
ここで、プラトン立体が相互変換できるように、そしてパイライトが示すように、物質の形は
常に流動的であって、条件が違うことによって、その形成力の方向が違ってくる所に注目します。
勿論、化学物質なる分子レベルの構造がこの結晶構造を決定する、
という野暮な確証は現在ありません。しかしそういう見方すら今回の5要素(エレメント)には、
関係がない、と考えていくのが楽でしょう。  つまり何でしょうか、事象を聞く、というのか、
結晶化していく音を聞いているのではないか?と思える程、実際の結晶鉱物は美しく、
またその不思議な規則性を有しており、それは数学や化学、原子、エレメント、と同じなのです。


そして面白いと思うのが、地球はシュタイナー曰く、ですが、正4面体、だそう、なのです。
以前ここで触れたのですが、地球は4枚の巨大な3角形によって、球ではない、という事です。
どういう意味で、球ではないのか、は別にして、ここで、プラトンの『ティマイオス』に戻りますと、
プラトンは、万物というのは2種類の三角形でできているのだ、と言っている事に符号します。
彼も世界の構成要素は、 ”面”なのだと言っているのです。それが三角形です。
彼がどういう経緯で最後の正12面体の公表を避けたのか、私にはわかりませんが、
正12面体以外の面というのは、三角形です。正12面体は正五角形になります。
当時、正12面体つまり五角形の知識は公開されなかったのではないか?とも思えます。


さて、どこまで行きましょうか、、ということで、〆は神道に関してです。

日本でも安部清明でしょうか、ダビデのペンタグラムはそこそこ有名でしょうか。
神道の九鬼家の血筋にあたるのでしょうか、九鬼周造は『いきの構造』において、
同じ様に、この正八面体で『マコト』、正6角柱(体)で『いき』を表現しました。

このような日本人がいるというのは、個性の無い多くの日本人の俗物に比べ、
独創的であり、驚くべき事だと思います。感性というものを立体に、
当てはめる様な発想がいいと思うのです。そしてこの彼の著作は、
内容を評論されること無く、評価されているのが現状です。

しかしいずれ、神道や古代の三角形への考えが、きっと、プラトンの考えや、
シュタイナーの地球説を証明する時代が来るでしょう。古代には幾何学が
本当に発達していたのだ、と私は独自の調査で思っています。そして、
過去に地球を幾何学した時代(ペルシア)が、近い将来に蘇るのだと思います。
ま、それがいつのなのか判りませんがw

*結晶学について今回の話の視点で、調べてみてください。如何に面が結晶を
規定しているのかを、すぐに見ることができるでしょう。そこでは面が基本です。


























































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